重要!健診センターで保健師が担う役目

健診センターでは、健診を受ける受診者のサポートをします。

健診センターで働く保健師の仕事は、保険業務に加えて看護業務をまかされることがあります。そのため看護師として豊富な経験があれば、健診センターに転職するときに有利に働くでしょう。健診センターではさまざまな検査に携わり、各種データを活用しながら受診者に病気予防の提案をします。1日あたりの受診者は数十人が一般的ですが、多忙な職場では100人を超えることも少なくありません。

また保健師は受診者の生活習慣病を予防するために健康指導をし、健全な生活習慣に整えていくサポートをします。
栄養バランスの偏った食事、運動不足、ストレスなどはいずれも生活習慣病のリスクを高めます。飲酒に関しては適量であればよいですが、タバコは喫煙本数に関わらずデメリットしかありません。受診者のなかには間違った健康対策を実施している人がおり、それにより病気の発症を促していることがあります。例えば、喫煙をするとストレスが解消するので健康によいと考えている人がいますが、タバコは百害あって一利なしです。

糖尿病や高血圧、脂質異常症などは突発的に発生することはありません。
不規則な生活が続くことで、少しずつ数値が上がっていくのです。生活習慣病には心臓や脳血管疾患なども多く見られています。これらの疾患を発症させないためには、肥満を予防することがポイントです。肥満は生活習慣病のなかでも目視で確認できる症状であり、受診者自身が対策をしやすいという側面があります。